2017年5月3日水曜日

[ 愛による平和 ]

世界人類共通事項、二足歩行。
二足歩行すなわち「歩む」という歩行移動は、全人類共通移動手段。
現代、車から宇宙船まで移動手段には困らない時代に
約700km以上となる鎌倉から出雲までの移動手段を「歩行移動」とする。
結果、3月28日から4月24日までの28日間をかけた徒歩移動となりました。
徒歩移動をしました私 小畑 大左衛門(31歳)と同志 大宮 大奨(29歳)は、生まれた頃から車が存在していた時代に育った現代人。
遠出をするのなら歩むより車か電車を利用し、徒歩移動の概念を失っている軟弱な現代人代表三十路世代。
かつての先人は博多から江戸まで徒歩移動していたという。
歴史では事実とされているけれど、、、冷静に考えて「それって、めちゃ凄くない?」と思う。
その先人は、歴史を動かすほどの意志を持って約30日間を徒歩移動に費やしたのだ。
単純に、かつての先人が実現できたのなら身体を持ち合わせているという点と歩むという点は現代人である僕らにでも共通している事項である。
ならば、徒歩移動を忘れた現代人の僕らでも、できるはずだ。
しかも、僕らは今日まで15年以上ダンサーとして身体と向き合ってきたのだ。
鎌倉から出雲まで歩むことが出来ない、はずがない。
(しかし実際に歩み始めると、どこまでも先人は凄すぎであることを痛感する。)
現代において移動に時間をかけた時点で、慰安旅行か世捨て人とされる。
しかし、かつて交通機関が存在していなかった時代において、
徒歩の遠方移動は意志と氣力と体力こそが試される正念場であったと今だからこそ理解する。
バーチャルがリアルに、リアルがバーチャルとなっている時代。
目の前に広がる風景を見る手前に、液晶画面に目を奪われる時代。
鳥の鳴き声を聞く手前に、イヤホンで耳を閉ざす時代。
この時代だからこそ、僕らは人情と豊かな自然の優しさから成る愛による平和を全身を持って体感したかったのだと思い出を振り返る。
時代も人種も関係のない共通事項である「歩む」という身体運動/身体表現。
到着するまでの28日間の間、想像を超えたリアル人情ドキュメンタリードラマを僕らは生きました。
雨に打たれ風に吹かれトンネルの闇に数時間耐え寒さに骨の随まで冷えきって凍死寸前を体感しつつ野宿をする日々。
人の情けと晴れやかな温かくも豊かな自然たる万象の助けが無ければ、期限付きの700km以上の旅路は絶対に成就し得なかった。
出雲に着き、心に残ったのは「全てにおき、感謝」でした。
鎌倉から出雲 徒歩の旅 成就まで本当に多くの人々に助けてもらいました。
この感謝を還元する意味においても、3月28日から4月24日までの28日間リアル人情ドラマドキュメンタリーを文字化します。
紙に印刷して「本」という物質(リアル)で共有できるようにベストを尽くして参りたいと思います。
長くなりましたが、何はともあれ皆様のお陰で4月24日!
鎌倉からの徒歩の旅、出雲大社到着いたしました!!!
心から感謝を申し上げます。誠に、ありがとうございました。
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歩みつつ
どんなに足が痛くても、なんとか踏める一歩は確実に目標地点へと近づいている。
どんなに辛くても、噛み締めて踏み出す一歩こそ振り返れば自信に繋がっている。
一歩一歩を大切に、心は不動で有れ。
one love
小畑 大左衛門
ps
ご報告遅くなり申し訳ありませんでした、、、数日、放心状態でごぜいました。
peace




Photo by Yoshihiro Saeki


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